主人と離婚して、職場の男性と人生をやり直したいKSさん/40代女性の場合

KSさん・40代・女性・結婚15年・子ども2人

パート先の2才年下の独身男性と関係をもってしまいました。
1年前、メールを主人にみられて関係が発覚し、責められました。子どももおりますし、一度は夫婦でやり直そうと思い、職場を辞め、彼にも会わないようにしていました。
しかしその後主人とはうまくいかず、喧嘩のたびに浮気のことを持ち出され、辛かったです。 そんなことから、結局また会うようになってしまいました。 主人と離婚して、彼と再婚して、人生をやり直したいのですが・・

解説

ご主人との離婚、浮気相手の男性との再婚を望まれてのご相談でしたが、ご主人には離婚の意思はなく、子どもの為にも妻には目を覚ましてほしい、夫婦修復したいというお気持ちでいらしゃいました。お子様2人に恵まれ、経済的にも不自由のない生活をしていたKSさんでしたが、夫への愛情を感じられず、一度は分かれた浮気相手への気持ちを断ち切れずにいるようでした。しかしながら、直接お話を伺うことのできた相手男性のご様子からすると、責任をとって結婚する意志はないように思われました。

KSさんには、関係を終わらせること、ご主人から愛想をつかされて離婚を切り出される前に、 しっかり夫婦修復の努力を始めるべきとのお話をさせていただきました。 なかなか思いを断ち切れない様子のKSさんでしたが、子連れ再婚の難しさ、経済的なことなどシュミレーションを重ねるうちに、ようやく目が覚めたようです。ご主人の信頼を取り戻す決意をされました。 妻の煮え切らない態度に失望し、一度はご実家に戻り距離をおいていたご主人でしたが、KSさんの心からの謝罪と子どもへの態度に誠意を感じられるようになり、家に戻ることにしたとKSさんにお話されたとのことです。

このケースのポイント

ほとんどの夫は、妻の浮気を許すことが出来ません。KSさんのご主人は修復を望まれましたが、これはレアなケースで、KSさんは幸運であったといえます。今回はKSさんの気持ちをどうしたら修復に向かわせることができるかが、 カウンセリングのポイントとなりました。 お相手男性は40代で、ずっと独身の方でした。こういった男性は、当然ながら自分中心に時間を使って生活することに慣れており、 不倫関係の責任をとって子連れ再婚する可能性は極めて低いこと、 たとえ結婚に至っても幸せにることは現実的に難しいであろうことをはっきりお伝えし、 理解を促しました。 女性の不倫は、男性の不倫とは違います。今の生活全てを失ってしまうリスクがあることを肝に銘じてほしいと思います。