繰り返す夫の浮気。子どもが大きくなった今離婚を決意しました。NTさん/50代女性の場合

NTさん・50代・女性・結婚26年・子ども2人

一人目の出産の時、夫の浮気がはじまりました。とても傷つき、自分を責めたり、夫を責めたり、浮気相手を憎んだりしましたが、離婚して自立する自信もないので、仕方なく耐えてきました。浮気が発覚しても、反省しているとうわべだけの謝罪を述べる夫。 浮気は繰り返されましたが、離婚する意思は夫にはなかったため、私が我慢すればいい・・そう思って耐えてきました。 二人の子どもを育てあげた今、夫には衣食住を支えてもらったという感謝の気持ちはありますが、二人での生活をこれから先何年も続けていくのはやはり無理だと感じます。こんな私ですが離婚できるでしょうか?

解説

熟年夫婦の離婚問題のケースです。子どもさんが独立されたのをきっかけに、今まで漠然と思い描いていた離婚を現実として考え、ご自分の気持ちが強く固まったというNTさん。 覚悟にゆるぎはありませんでしたので、離婚を有利にすすめる具体的なアドバイスをご提供させて頂いています。 離婚には準備期間が必要です。夫に離婚請求する前に、離婚後の生活に困らないように、 心構えとともに現実的な準備が必要です。それらを具体的にアドバイスをさせていただきながら、離婚の準備をすすめられています。

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離婚の意思が決まっても、すぐに相手に話してはいけません。離婚にもいろいろあります。 相手側に離婚の意思がない場合、協議離婚で円満解決とはなりにくいからです。 まして、相手の浮気問題が理由ならば尚更、お互いが少しでも有利な条件での離婚をのぞみ、戦略をたてるからです。子どもが小さければ、親権の問題も大変な決めごとです。 熟年離婚の場合は、年金、財産を分けることも条件になります。 離婚には、冷静な判断と正しい知識が必要なのです。