19歳で出産、もう旦那の顔も見たくない、一緒にいたくない・・ TKさん/20代女性の場合

TKさん・20代・女性・結婚5年・子ども1人

妊娠を機に19歳で結婚。主人は飲食業で、いつも帰りは明け方です。 主人の転勤で知り合いのいない街での子育て。 はじめは主人の生活のペースに合わせていましたが、子どもが成長するにつれ私の生活ペースは子ども中心になり、すれ違いが続くようになりました。

そのうちに、主人は仕事と嘘をついてパチンコ、カラオケ、女の陰もでてきました。
そんな主人が嫌で、夫婦生活も断ってしまいセックスレスが続き、ますます険悪です。 顔も見たくない、離婚したいけど・・

解説

19歳の若さで出産、知らない土地での子育て、家事に追われる毎日。
そんな中で、「遊びたい」 「気晴らしにいきたい」 気持ちをおさえてTKさんは頑張っておられました。
ご主人が、孤独感でいっぱいのなか頑張っている妻にもう少し理解をみせてくれていたら・・と思ってしまいました。
夫の顔も見たくないほど嫌悪感をもたれていたTKさん。

寂しい気持ち、セックスレスも自分を解ってくれないことが理由であることは、言葉できちんと伝える。
離婚を視野にいれているならば、経済的なことを踏まえ、子どもを預け、働ける状況にする。
地域の育児サークルに積極的に参加し、育児のことを話せる友人を作る。

以上のポイントをお話させていただきました。育児サークル参加により、同じような悩みをもつ友人ができ、本来の明るさが戻ってきたTKさんは、ご自分が孤独で寂しかったように、険悪な夫婦関係により、ご主人も家庭内で孤立し、やすらげないために、仕事から真っ直ぐ帰らずカラオケやゲーム喫茶で過ごしていたであろうこと、ご主人も辛かったはず・・と夫の気持ちを考えることができるようになりました。冷静な話ができるようになり、現在は顔を見たくないといっていたのが不思議なくらいの心境になることができたようです。

このケースのポイント

すれ違いの生活から気持ちまですれ違ってしまう・・このようなケースは、そのままにしてしまえば、深刻な事態になってしまう危険性があることを知っておく必要があります。さらに、小さいお子さんがいての離婚後の生活はとても大変です。子どもに与える精神的ダメージ・・小さいから大丈夫なんて事は絶対にありません。経済的にも苦労は絶えません。 嫌ならやめればいい・・と離婚を簡単にとらえていたTKさんが、家族の絆をもう一度考え、自分はもちろん、夫や子どもの将来を大切にしようと思うことができたことは、とても嬉しく思います。

不満でいっぱいだった夫に対する見方が変わったきっかけは、育児サークルの参加でした。自分の殻を破ることで、ネガティブな気持ちに覆われていた妻が、前向きな明るい妻になったという成功例でした。 最悪な状況になる前のご相談であったことも、よい結果に繋がることができた要因といえます。